10年以上続く慢性の腰痛

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１０年以上続く慢性の腰痛

大阪市内に住む慢性腰痛でお困りの５０代の男性の患者さま。
3回目までの施術の様子。

コルセットを手放せない

１０年以上、慢性の腰痛が続いており、踵（かかと）のしびれ、首や肩のコリもひどく、時々、頭痛もする。通っていたカイロプラクティック院が閉院してしまい、同じ地域で治療院を探していて、みつふじ整体院をみつけてくださいました。

高校生の時になったギックリ腰がそもそもの原因でその後、事故で骨盤をぶつけたことで追い打ちをかけたのではないかとお考えでした。腰に違和感がずっとあって、朝起きるのがかなり辛くて、お仕事で重たいものを持つのでコルセットを手放せない。

初診時の検査

直接の原因になりそうな歪み

✔腰の骨の３番・４番・５番の歪み　事故で変形した仙骨

腰以外で痛みに関係のありそうな歪み

✔左かかとの歪み、左アキレスけんの収縮、両前腕のねじれ、尾骨のねじれ

✔頭がい骨や顔面骨の歪み

✔後頭骨（こうとうこつ）側頭骨（そくとうこつ）の歪み、下顎骨（かがくこつ）の歪み　　　
　※下に頭蓋骨の画像あります　　　　

痛みの直接の原因は腰の骨や仙骨の歪みで、そして腰や骨盤を歪めている原因が前腕と左のかかとのねじれで、頭がい骨やアゴの歪みもそれらが原因になっていると考えられます。

慢性腰痛の検査は骨盤や腰を診るだけでは本当の原因が分からないので、腕や足、アタマと顔面骨、これらすべてを検査する必要があります。

この男性の場合、症状の期間が長いのと、ケガをされて体のクセがさらに強くなっているので、施術の期間は少し長めに設定して、まずは１週間に１回の施術を５～８週続けていただくことにしました。

施術１回目

初回の施術では、かかとや頭、顔面骨の歪みも調整出来るという理由で、特にクセの強かった左腕のねじれの調整を中心に施術を組み立てました。

腕のねじれと全体との関連を確かめながら施術を進めて、最後に軽く腰と首に触れて微調整しました。初回の施術で分かったことは、左腕のねじれが体全体の歪みに関連していて腰痛の原因の１つになっていること仙骨のケガで骨がかなり変形していて、それも腰痛に影響しているという事です。

施術後に腰はかなり楽になり、首や肩の力も抜けたとおっしゃっていました。

施術２回目

以前より痛みは軽くなり、この１週間で腕のねじれていく感覚が分かるようになったと、施術前におっしゃっていました。

施術は前回と同じく左の腕のゆがみの調整を中心に組み立て、それに手指のねじれの調整を追加しました。前回と体の状態を比較すると、全体的に歪みの程度が軽くなっていること、腰の歪む方向が少し変わってきたことが分かります。それと、刺激に対して体の反応が良くなり、関節や骨が動きやすく、初回の施術よりも効き目が良くなっていました。

腕と手指を調整して全体を整えて、腰と首を微調整する。今回の施術では手指のねじれと首や腰の歪みの関連性が分かってきました。

施施３回目

朝起き上がる時の痛みを除いて、気にならなくなったと、施術前の問診でおっしゃっていました。

朝の起き上がりの痛みは、腰の歪みがまだ少し残っているからです。腕のねじれのクセが弱まっているので、今回の施術から頭がい骨や顔面骨にもう少しフォーカスして調整することにしました。これまで２回の施術内容に、アタマとお顔の直接の調整をプラスして最後に腰や首の歪みを微調整する。

後頭骨（こうとうこつ）や側頭骨（そくとうこつ）を直接に整える際、腰や骨盤の状態をみながら進めるのですが、腰や骨盤がアタマへの刺激で動くのがわかります。刺激に敏感な人は初めての施術でも動いていることが分かるようです。

前回、前々回よりも頭やお顔の歪みを意識して整えたことで、全体的にまとまりがよくなりました。この状態を長いこと維持できるなら、痛みはでないだろうなというところまできました。施術後、ベッドから起き上がりの痛みはゼロで、座位や立位でも腰に違和感がないということでした。

このまま維持できればよいのですが、体のクセの強さから歪みは戻ってくると考えられるので、しばらくは体の変化をみながら施術を継続します。

原因は腕のねじれ

全体的に体のクセが強いほうで、その中でも左腕のねじれのクセの戻りが１番強くて、これが腰や骨盤、尾骨の歪みに大きく影響いているようです。

今後の施術の課題としては、腕のねじれのクセを出来るだけ戻さないようにして、腰や骨盤を安定させることです。

患者さまの声

４回目の施術後にアンケートにご協力いただいたので、要約を掲載します。